2021年夏を目前にして、竹製のボトルコースターを制作しましたのでご紹介します。

　夏の時期は、家族や友人とテーブルを囲むときには、麦茶、ジュース、レモンウォーター、ワイン（スパークリングワイン）、冷酒などの冷えた飲み物をボトルごとテーブルに持ってきたりすると思います。

　温度・湿度が高い時期は時間が経つにつれ、冷たいボトルの表面に水滴が付着してきます。そのうち水滴が流れ出し、ボトルの底にいつの間にか水が溜まっています。

　時々フキンで拭いたり、最初からボトルをフキンの上に置くこともあると思います。

　しかし、こんな時フキンの代わりに見た目にもいい感じのボトル用コースターがあれば、気分よく食事や会話を楽しめると思います。

　竹製ボトルコースターは、幅4㎝くらいの割竹を4枚並べていますが、ボトルの底に溜まった水は、割竹の継ぎ目から裏側に回ることはありません。

　レモンウォーターのボトルに氷を継ぎ足しながら、２時間ほど置いても、水はテーブル側には落ちませんでした。

　竹製ボトルコースターは撥水処理しているので、ほとんど水に濡れることはありません。

　竹の色はうす茶と漆黒で、うす茶は涼しげな色で、漆黒は光沢があり気品のある黒に仕上げています。

　これらの色は塗料による着色ではなく、バーナーでの手焼きにより出しています。

　竹は竹垣用の白竹を使用していて、焼き加減でうす茶から漆黒まで変化させることができます。

　不自然な色ムラが出ないように作業はある程度熟練を要しますが、特に漆黒については焦げる直前で止める必要があるので、気が抜けない作業となります。

　竹は耐熱性が高いので、このような焼きによる色付けが可能となります。

　ボトルコースター以外にも、小さな花瓶や一輪挿し用の花台としても使用できます。

　サイズは、15.5ｃｍ × 15.5ｃｍ（厚み：約２ｃｍ）です。